小児科部 基礎知識・はみがき

乳歯について

永久歯はおおよそ12歳ごろに最後の歯が揃い始め、完全な大人の咬み合わせを作るのは13~14歳くらいだと言われています。歯は食事をするのに必須の器官ですが、人の場合、1歳くらいの乳幼児の顎にいきなり28本の永久歯を並べるスペースはありません。

つまり、乳歯には、顎が永久歯を上下28本並ぶことができる大きさまで成長する間、食生活を支え、永久歯のスペースを確保するという重要な役割があります。
ですので、永久歯に生え換わるまでは、乳歯は守ってあげる必要があるのです。

普段のはみがきについて

ブラッシングを怠ると、虫歯や、歯ぐきの炎症等が起こってきます。特に、乳歯の虫歯は大人の歯に比べてとても進行がしやすいです。
原則として毎食後30分以内に歯ブラシをするように促してあげてください。

虫歯は、夜、寝ているときに進行しますので、特に「就寝前」は欠かさず歯ブラシをしてください。

歯ブラシがきちんとあたっていないと、歯の表面が「ぬめり」が出てきます。この「ぬめり」はキッチンのシンクの「ぬめり」と同じようなもので、細菌のかたまりですので、長期間放置すると虫歯の原因になってきます。「キュッ、キュッ」と音が出るような感じになっていれば合格です。

●歯と歯の間は虫歯になりやすい場所の一つです。

お掃除は歯ブラシだけでは完全にできません。デンタルフロス(糸ようじ)をすることをお勧めします。特に就寝前は必ずするように心がけていただくと、虫歯になる率が大きく減少します。

仕上げみがきについて

できるだけ、その時期まではしてあげてください。
ただし、4年生くらいからはさすがに一人でできないと困るので、3年生くらいのときに一人で正しいはみがきができるように家庭でうまく教えてあげてください。

歯ブラシはできれば毛先の短いものを使用してください。そのほうが親御さんの力が伝わりやすいく、キレイに仕上がります。デンタルフロス(糸ようじ)も、してあげてください。

●仕上げ磨きについて
ブラシがまっすぐで毛の短めなものを使用してください。そのほうが親御さんの力が歯ブラシに伝わりやすくて、効率良く歯ブラシができます。

●糸ようじ
お子様の歯と歯の間の汚れをとるときに使います。今の小児予防歯科では必須のアイテムです。目標は就寝前の歯ブラシのときに必ずするようにしましょう。また、大人の人で歯間ブラシの通らない狭い歯と歯の間にも使ってください。

歯並びについて

歯がなくなる原因として、

1.「虫歯」が原因で物理的に歯が壊れる。

2.「歯周病」が原因で歯を支える元の骨がなくなって抜けてしまう。

3.「歯列不正」が原因で咬み合わせ圧がアンバランスになり、歯が割れたり、
部分的に歯周病が進んでしまったりして、歯を抜かざるを得なくなる。同じ虫歯の治療も難易度が上がり、どうしても仕上がり方がキレイにいかない場合があります。

この3大要素が挙げられます。

1、2はよく話に挙げられますが、3の「歯列不正 (歯並びが悪い状態) 」は御存知ない方もおられるのではないでしょうか?
歯並びが悪いと必ずしも上述のようなことが起こるのではないですが、歯並びがいい人と比べると悪い人のほうが失う歯が多いように思われます。

当院では永久歯をなるべく予防するという観点から必要があれば矯正治療やその他の咬み合わせの誘導の治療もしております。 気になられる方はお気軽にお申し付けください。

 

 

 

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